仕事を楽しむためのWEBマガジン「B-plus」に取材をしていただき、元ボクシング世界王者の畑山隆則さんと対談を行いました。社長の藤本が熱い思いを畑山さんと語り合っていますのでぜひご覧ください。-----------------------------------------------------------------------------------------建設業界の中小企業に特化した人事サポート畑山 大阪市中央区北浜を拠点に人材採用支援などの事業を行う、株式会社ファンズさん。御社では中小企業向けのサポートを手がけているそうですね。藤本 そうなんです。弊社では中小企業、特に建設業のクライアント様に向けてサービスを提供しておりまして。採用パートナー事業、教育パートナー事業、紹介サービス事業、キャリア支援事業の4つの事業を行っています。畑山 具体的にはどのような業務を行っておられるのか教えてください藤本 採用パートナー事業では、人材採用や人事計画に関するコンサルティング、プロモーションや広報活動、ホームページやパンフレットの制作、SNSの運用など、採用活動における業務を包括的にサポートします。畑山 どのように人材を募集すればよいかわからないという中小企業にとってはありがたいですね。ほかの事業はいかがでしょうか。藤本 教育パートナー事業では、人材の育成に関するキャリア制度や評価制度づくり、社員の教育や研修などをサポートいたします。さらにキャリア支援事業では、就活生や転職希望者向けの支援やセミナーの運営、企業とのマッチングといった業務を行っておりますよ。畑山 人事に関する業務を、一手に引き受けてくださるわけですね!経営者のビジョンを明確にすることが大切藤本 私は大学卒業後に、現在と同じく中小企業向けに人材の採用・教育支援を行う会社に就職しまして。それ以来、およそ19年間にわたって数多くの中小企業に対するサポートを行ってきました。畑山 19年もの経験をお持ちとは、人事採用に関する業界のプロフェッショナルですね。やはり当時から、人材の採用や育成にお悩みの中小企業経営者の方が多かったんですか。藤本 そうですね。大企業であれば人事部を設けることができますが、自社で専門のスタッフを用意できるほどの人的リソースが足りていない中小企業は少なくありません。その場合、経営者自らが採用活動を行っても、採用や教育に関するノウハウがないため、就職希望者が集まらずに困っている方も多いんですよ。畑山 そこで藤本社長のような方が、経営者のお困りごとを解決する手助けをするわけですね。藤本 はい。いわば中小企業にとっての“社外の人事部”として活動することで、これまで数多くの経営者様と共に実績を積み上げてきました。その方法として、まず経営者の方が求める人材や、社員をどのように育てていきたいかをお聞きし、相談しながらビジョンを明確にしていきます。そのうえで育成スケジュールなどを構築し、説明会や面接も行いながら、クライアント様である企業がどれほど魅力的な会社なのか、就活生や就職希望者の方々にPRしていくんです。そんな風に、弊社では採用から教育、企業のブランディングまでトータルでサポートしています。畑山 経営者の考えを具体化させることが大事なんですね。中には漠然とした思いだけで、方向性が明確ではない経営者さんもおられるのでは?藤本 おっしゃる通りです。会社をどのように経営し成長させていきたいかといった目標は、その会社の経営者様の夢だと思うんですよ。だからこそ、その夢やビジョンと、人材の採用や育成が明確に結びついていなければなりません。そこが曖昧なままだと、たとえ新入社員が入っても定着せず、早期の退職につながりますからね。畑山 将来的に会社をどうしたいのか、何のために人材を募集するのかをしっかり見つめ直す必要があると。経営者自身が気付いていないことも多いでしょうし、夢やビジョンを明確にすることで、会社の方向性や強みも見えてきそうですね。建設業界のネガティブなイメージを変える畑山 御社では、中小企業の中でも建設業界に特化したサービスを行っているとおっしゃっていましたよね。近年、建設業界全体で人手不足が深刻だとよく耳にします。藤本 そうなんです。建設業界は、昔から「きつい」「汚い」「危険」、いわゆる“3K”のイメージが根強くあります。最近でこそ国が進める社会保障改革などによって業界全体で労働環境の改善が図られているものの、その成果がまだ世間に浸透していないのが実情です。実際に、働きやすい環境を整えている優良企業も多くあります。しかし、ネガティブなイメージが強すぎるあまりに、特に若い世代から敬遠され、「待遇を改善しても良い人材なんて集まらない」とあきらめている企業がほとんどなんですよ。畑山 私も若い頃に、建設現場で働いたことがあります。その頃はまさに3Kのイメージ通りの労働環境で、当時は私自身も建設業界に対して正直あまり良い印象がありませんでした。しかし、建物やインフラは人々が生活するうえで欠かせないもの。私も年を重ねるごとにその大切さに気付き、建設業に従事する方々のおかげで社会が成り立っていると考えるようになりました。人手不足を解消し、守っていかなければならない業界だと思います。藤本 だからこそ私は、新卒の就活生にも建設業に注目してもらえるよう力を注いでいるんです。例えば、建設現場で働く職人に対する荒っぽいイメージを払拭するため、手に職があるだけでなく、丁寧な言葉遣いや指導方法、清潔感のある身だしなみ、対人センスなど、コミュニケーション力や社会性を備えた職人の育成ビジョンを掲げて採用と育成に取り組んでいます。畑山 それは素晴らしい! しかし、最近の若い世代はSNSなどを通じてさまざまな情報を得ていますから、少しでも悪いうわさが立つと、その会社は見向きもされなくなってしまいそうですね。藤本 そこで、多くの企業は経営者と従業員が一丸となり、意識を変えようと努力しています。とはいえ、大手の求人・採用情報サイトに求人広告を出しても、就活生たちは有名な企業ばかりに目が行ってしまい、どんなに優良でも、中小企業には注目が集まりにくいんです。ですので、SNSで独自に情報を発信したり、学生に向け毎月セミナーを開催したりして、企業の選び方や仕事に対する考え方などを伝えています。畑山 なるほど。そうすれば、学生と企業との意識の差も埋まり、うまくマッチングするようになりそうです!優良な中小企業が注目を集められるように畑山 お話をうかがって、藤本社長のお仕事が、中小企業と就職希望者の双方にとっていかに魅力的かよくわかりましたよ。藤本 ありがとうございます。実際に、クライアント様の中には、新卒で入社した20代の若い社員が多く活躍し、平均年収が大きく向上したり、年間の休日数も大幅に増えたりといった好影響が出ている企業もあります。先ほども言ったように、経営のビジョンを明確にして地道に努力を重ねていけば、給料や待遇が自然と改善する企業もたくさんあると思いますね。畑山 まさに建設業界の固定観念にとらわれず、ネガティブなイメージを変えようと取り組んできた結果だと感じます。そんな藤本社長の、これからの目標についても教えてください。藤本 これからも若い世代に向けて、大企業だけでなく中小企業の中にも数多くの優良企業が存在することを広く発信していきたいですね。そして何度も言うように、未だに根強く残っている建設業界のネガティブなイメージを変えていきたいと思います。畑山さんもおっしゃっていたように、建設業は社会になくてはならない仕事。ネガティブなイメージによって就活生からの注目が集まらない現状を嘆くのではなく、私はむしろチャンスととらえるべきだと考えているんですよ。畑山 なるほど。競争率が低いからこそ、先ほどの例のような優良企業にも就職しやすいかもしれませんね。藤本 おっしゃる通りです。しかし、求人広告を見るだけでは、就活生にとってそこが本当に良い企業なのか、判断は難しいでしょう。だからこそ、弊社の取り組みで本当の優良中小企業の存在をアピールして人材を集めるとともに、企業自体にもより良い労働環境をつくっていけるよう、さらなる手厚いサポートを行っていきたいですね。畑山 本当に素晴らしい取り組みだと思います。全国各地にはまだまだたくさんの中小企業が人手不足に悩んでいることでしょう。これからも悩める経営者のために、そして将来の建設業界を担う若者たちが充実した環境で働いていけるように、ぜひ頑張ってください!